ヤマガラに大接近

OM-D E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED300mm F4.0 IS PRO

身近な野鳥の1つ、ヤマガラ。作例写真の被写体として愛嬌満点の彼らを選ぶことは多い。これは、2016年に発売されたオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED300mm F4.0 IS PROの解説記事を書くために、香川県高松市にある栗林公園へ通って撮った中の1枚。OM-D E-M1が搭載するボディ内手ぶれ補正機構とレンズの手ぶれ補正機構が連動し、強力な5軸シンクロ補正が働くのが大きな特徴で、35mm判換算で600mm相当にも達する超望遠レンズでありながら、三脚を使わずに手持ち撮影でもブレのないシャープな写真を撮ることができる。

このヤマガラは、地面に落ちた松の種を啄んでいるところなのだが、木の下でかなり暗い。高感度ノイズを嫌い、ISO200に設定したこともあり、絞り開放でもシャッター速度は1/40秒。地面スレスレにカメラを構えているために三脚は使えない。にもかかわらず、ブレは生じず、羽根の細かい部分まで解像している。このレンズとの出会って以降、すっかり三脚を使わなくなってしまった。