そもそも写真に興味を持つきっかけは、小中学生の頃、鉄道模型の資料写真を撮るためだった。当時、父の転勤にともない移り住んだ香川県高松市で鉄道模型と出会い、車両の細かなディテールを確認するために実家にあったオリンパスTRIP 35を持って、国鉄の高松運転所や高松駅に出かけ、いわゆる形式写真を撮っていた。高校生になると、フィルム一眼レフを手に入れ、列車の走行写真を撮り始めた。まだ、オートフォーカスも、連写機能もないカメラだったけど、夢中でシャッターを切っていた日々を思い出す。
写真は昨年撮ったJR予讃線を走る快速マリンライナー。少年時代、足繁く通った踏切から超望遠レンズで撮影した。