人は神社や寺を訪れては、己の来し方行く末に思いを巡らし、家族や自らの健康、幸せを思い、手を合わせる。
そうした想い、祈りが凝り固まった空間が神社や寺であり、それらが建つ森や山であろう。
神社は、常世（とこよ）の住人である神と現世（うつしよ）に生きる人が交錯する聖なる空間。
神と人が交わる場としての社が建つ森や山で、前者は時間を超越した「静」なる存在として、
後者は有限の時間を生きる「動」なる存在と捉え、 1枚の写真に定着する試みを続けている。
［シリーズ「祈望の在り処（きぼうのありか）神社編 2016〜2019］
